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読んだ本の話など

「ラッセル幸福論」の凄いところ

名著として知られるラッセルの幸福論。 二部構成になっていて約半分を占める第一部「不幸の原因」が非常に示唆に富んでいます。第2章「バイロン風の不幸」で記されている、 しかし、彼らは自分の不幸を誇りにしている。おのれの不幸を宇宙の本質のせいだとし…

珠玉のどんでん返しエンターテイメント「ウォッチメイカー」

興味深い下記の記事で映えあるNo.1徹夜小説に君臨していたこのミステリー。 『スゴ本』中の人が選ぶ、あなたを夢中にして寝かせない「徹夜小説」5作品 - それどこ 文庫本で上下巻800ページぐらいあって、かなりのボリュームですが一気にいけます。小説という…

1949年に「一九八四年」で書かれてたこの世界?

1949年に「一九八四年」という未来を舞台に書かれたこの小説。 戦争とは?自由とは?といったテーマに絶妙に色恋も混ぜていて文学作品として素晴らしいのは言うまでもないのですが、これが何とも今の世の中が向かってしまいそうな方向を示してそうな恐ろしい…